２月１０日から２泊３日で、沖縄八重山４島に社員旅行に行ってきました。八重山４島とは、石垣島・西表島・竹富島・由布島の４島です。

初日に飛行機で那覇空港到着後石垣島行きの飛行機に乗り継ぎをしました。初めての飛行機乗り継ぎで、旅に出かけてると言う気分が、より一層深まりました。石垣島は、日本の最南端の都市で自然たっぷりのパラダイスです。沖縄県で沖縄本島で、西表島に次いで３番目に大きな島です。日本最南端の市で、東京から２２５２Km、福岡から１４４７Km、那覇から４２０Km離れていますが、台湾から僅か２７７kmの距離に位置しております。北緯２４度２３分・東経１２４度９分の位置で、ハワイのホノルルとほぼ同じ緯度にあり、年間平均気温が２３，８度で亜熱帯の島です。八重山諸島の人口の９０％が集中し、経済・行政・交通の中心となっています。

 初日は移動が中心でしたが、夕方には石垣鍾乳洞の見学に行きました。鍾乳洞と言えば、中はひんやり涼しいイメージでしたが中に入ってみると、蒸し暑く鍾乳洞の概念を覆されました。夕食は沖縄料理グルクン（沖縄の魚）の唐揚げや、オリオンビールを堪能しました。

２日目は、石垣港から大原港・西表島に船で向かいました。石垣港から４０分底知れない熱帯の島です。島のほとんどが山岳で、９０％以上が、熱帯・亜熱帯の原生林におおわれています。西表島の気候は、亜熱帯と言うより熱帯に近く降水量は年平均２６００mm以上と圧倒的に多くて熱帯雨林の様相を見せます。このジャングルの中には、イリオモテヤマネコ・カンムリワシ・セマルハコガメ・ナリヤラン・ヤエヤマヤシ・サキシマスオウノキなどの世界的に珍しい動物や植物が生息しています。

 西表島から由布島まで水牛車にて移動しました。由布島は、水牛車に揺られて渡る島で動植物の宝庫、亜熱帯の生き物達が自然のまま生息している島です。かつて竹富島や黒島から移り住んだ人達が対岸の西表島で稲作をして暮らしていました。その頃農耕用として活躍していたのが「水牛」です。水牛は昭和７年頃、台湾の開拓移民と供に石垣島に渡ってきました。昭和４４年のエルシー台風で大きな被害を受けた島のほとんどの人が西表島へ移ってしまいましたが、西表正治おじいおばあ夫婦は、島に残り「島をパラダイスガーデン」のロマンを描きながら１頭の水牛で土や堆肥を運びヤシや花を植え続け、手造りの楽園を造り上げたのです。

私達がちょうど水牛車で島を渡る時は満潮時刻と重なり、海の中を水牛車で渡り、かなりの迫力でした。由布島到着後は、蝶々の金のサナギを見たり、珍しい動植物を見学しました。その後は西表島に戻り、仲間川のジャングルクルーズに行きました。このジャングルクルーズは大変貴重で、８つのマングローブがみれるのと、天然記念物のサキシマスオウノキが見れる事です。このサキシマスオウノキは、潮の干満の時は立ち寄りが出来ない場合があるそうですが、私達は立ち寄りが出来、しっかり見る事が出来ました。改めて自然の素晴らしさを感じました。その後昼食をとり、又々船で竹富港・竹富島へ上陸しました。竹富島は、琉球石灰岩からなる島で、赤瓦屋根の街並みや白砂の道など古き良き沖縄の姿を残す島です。集落の家並みは重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。サンゴ礁や熱帯魚を見ることが出来るグラスボートや星砂の浜を見学出来る島です。そこで星砂を見つけたり、竹富古民家集落を散策しました。そして船で石垣島に戻り、夕食を食べました。アグー豚や石垣牛、島野菜のしゃぶしゃぶを、三味線のライブショーを見ながら堪能しました。中でも石垣もやしが大変貴重で美味しかったです。

３日目は、石垣観光をしました。午前中は唐人墓・石垣やいま村・石垣焼の窯元見学をしました。午後は、川平湾のグラスボート・琉球真珠の見学・みんさー織りの工房見学をしました。川平湾のグラスボートは船底が透明になっており、貴重なサンゴ礁や熱帯魚を見る事が出来ます。琉球真珠は真珠がどうやって出来るかが見学でき、神秘的だなと感じました。みんさー織は織り方に特徴があり、「いつの世も末長くよろしくお願いします」との意味合いがあるそうで、昔は結婚する時は必ず相手に渡していたそうです。

２泊３日はあっという間に過ぎてしまい、色々な体験や様々な事が知識教養として学ぶ事が出来ました。今回新型コロナウィルスの影響で、社員旅行を中止に考えた事もありましたが、昨年沖縄本島で首里城が火災で焼失してしまうと言う痛ましい出来事が起こりました。少しでも沖縄の為になればと、八重山諸島の離島ではありますが沖縄旅行が出来た事が良かったです。首里城復活を心よりお祈り致します。